概要
設立年月日 | 1978年(昭和53年)11月25日 |
組織名 | 箕面市人権啓発推進協議会 |
代表 | 会長 笹川 実千代 |
委員人数 | 役員:13名 常任幹事:29名 |
委員の任期 | 2年 |
協議会の組織 | 会長:1名 副会長:若干名(現6名) 会計監事:2名 会計:1名 事務局長:1名 相談役:2名、 加入13団体代表 啓発研究4部会代表 10地区協議会委員長 |
事業内容 | 人権啓発研修会 学習会 講演会 フィールドワーク 出版物等 |
協議会の根拠 | 箕面市人権啓発推進協議会規約 |
所在地 | 〒562-0014 大阪府箕面市萱野1-19-4 箕面市立萱野中央人権文化センター(らいとぴあ21)内 |
設立趣旨
1947年(昭和22年)5月3日に日本国憲法が実施されてから、もう31年以上の年月が過ぎました。憲法は、それ以来、民主的な社会をつくるための指標として、私達の進むべき道を示してくれています。特に憲法は第3章に国民の権利及び義務に関することがらを規定し、日本国憲法の三本柱のひとつである基本的人権の尊重を明確に定めています。
国民はすべての基本的人権の享有を妨げられないこと、基本的人権は侵すことのできない永久の権利であること、国民は個人として尊重されること、国民は法の下に平等であって差別されないこと、などをはじめ、人間としての当然のあり方を規定しています。これは、私達の祖先が尊い犠牲を払い不断の努力を積み重ねることによって、少しずつ実現してきたものなのです。
私達は日本国憲法に定められた自由と権利を尊重し、それを将来にも伝えるよう努め、公共の福祉のために利用する責任を負っているのです。
さて、それでは憲法に定められていることがらは、まちがいなく達成されているでしょうか。現実に私達の身のまわりには、いろいろな問題があります。
その原因のひとつは、自分の権利を主張するばかりで他人の権利は顧みない、つまり人間として当然のあり方を自分に対しては求めても他人に対しては認めないということにあると思います。部落差別や障害者差別などの問題が、懸命の努力にもかかわらず今も残っているということや、生活騒音が隣近所に及ぼす影響を顧みないということなどはその表れでしょう。これは、私達の間に、本当の意味での人権思想が十分育っていないからではないでしょうか。
そのために、地球よりも重いと言われた人命を自らが断ち切るという悲惨なできごとすら起きているということは、本当に悲しむべきことであり、同時に私達はそんなことが二度と起こらないようにしていかなければならないのです。
なぜなら、私達が自分の人権を守るということは、他人の人権を認め、尊重することなしにはできないことなのですから。
ひとりの人間として尊重され平和に暮らしたい、差別のない豊かな社会を築きたいと願う気持ちは人類共通であり、その願いを実現するためには基本的人権の尊重を実践していくことがなによりも必要となってきます。そのために、私達が手をとりあって基本的人権を擁護し、みんなで人権意識の啓発啓蒙活動を行い、明るい町づくりをめざすことを目的に、ここに箕面市人権啓発推進協議会を設立するものです。
箕面市人権啓発推進協議会
1978年(昭和53年)11月25日